視力が良くなりすぎる過矯正!
「レーシック手術」は目をよくするための手術です。そのためレーシック後には、今までと世界が違って見えて脳が一時混乱してしまい、目が疲れることがあります。
ですが人間は慣れる生き物です。見えすぎる世界も自然と体が調整していきます。見えすぎる状態が続くことはまれです。最終的には1.0に落ち着けばよいとされています。
ここまでは一般的な話ですが、ごくまれに視力が良くなりすぎた状態が続く「過矯正」という状態になる人がいます。
私は以前にレーシックを受けたとき、医師にレーシックの過矯正リスクについて質問してみましたが、過矯正はほとんどないと言われました。以前のレベルの低い機械の時はいざしらず、今の性能の上がったマシンの安全性は物凄く高いのです。
視力を指定することはできない!
「過矯正」を起こす原因のひとつは、医療サイドの事前検査の手抜きによるものです。より正確な検査結果が出ていない状態でレーシック手術を行うと、当然失敗のリスクも高まります。
2.0以上の視力は、目に負担がかかり極度な眼精疲労につながってしまいます。
ただし医師に両眼1.5にしてくれと言ってもそれはできません。私が以前に品川近視でそれを希望した時は、医師に「無理です」といわれました。
もし1.5を目指すと、もしほんの少しでも視力結果が下がると1.0を切ってしまうリスクがあるからです。だから医師は一番視力がよくなるポイントを狙ってレーシック手術をするのです。
その時の品川近視の先生の説明はもっともだと思いました。細かいことにもしっかりと答えてくれ、評判がいいのもうなずけました。
疑問点は事前のカウンセリングで必ず質問すること
視力は使うことで低下します。それで最終の1.0前後を長く保てると考えられています。ほとんどは適応能力を発揮しますが、個人差はあるのが人間です。
今までとは違い、見えすぎる環境に適応できずに自立神経の調子が崩れます。そうなると自立神経と結びついている目の調節筋に負荷がかかり、肩こり、めまい、吐き気とひどい時にはうつ病になります。
そんな事態を起こさないためにもクリニック選びは大切です。少しでも不安や疑問点がある場合は、事前のカウンセリングや問診の際に医師にしっかり確認をとりましょう。医師に自分の生活や仕事を教え、狙う視力を決めてもらうのが理想といえます。
しっかりした検査を行うクリニックを選ぶこと
最終的に1.0になることを基本に医師とよく相談すること
これを念頭においておけば、過矯正のリスクはかなり低くなるでしょう。