レーザーでフラップを作る

レーシック手術は、まず目を固定した上で、角膜と角膜上皮のフラップと呼ばれる蓋を作成します。最近ではこの工程はレーザーによって行います。

この、フラップというものは、薄く目の表面の膜を輪切りにしたようなものなのですが、これを眼球から完全に取り去るわけではなく、その円の一部は角膜とくっついた状態にして全体をめくります。
 

エキシマレーザーで角膜を削る

アマリス750S

めくって、露出してきた角膜をエキシマレーザーで削ります。どの程度の量と形で削るのかということが、その後の見え方に影響を及ぼします。ですので品川近視クリニックのアマリスZレーシックなどは高額ですが、このような最新の機器を使った方がいいのです。

ですから事前の検査のときに、手術前の視力と希望する手術後の視力や角膜の厚さなどから、削る量を算出してその計算にのっとって機械で自動的にレーザー照射するという形です。

更に、アマリスなどは手術中の眼球の細かい動きに対しても、センサーが追尾してそれに合わせて照射を行ってくれるシステムも導入されているため、それを利用するとかなり高精度な手術が可能です。

エキシマレーザーは近視や乱視、遠視といった屈折異常を治療できる最先端の医療機器です。最新のエキシマレーザーは個々の眼に合わせたカスタム照射が可能です。エキシマレーザーにはZレーシックで用いるAMARIS、アイレーシックのVISX STAR S41 R、フェムトレーザー・レーシックのTECHNOLAS217P等があります ~(略)~

このレーザーは一発の照射によって約0.24マイクロメートルの角膜を切除することができ、角膜にほとんど熱を与えず、周辺組織にも0.2マイクロメートルの軽微な影響しか及ぼさないため、近視や乱視、遠視といつた屈折異常の治療に用いられるようになりました。

 

フラップを戻して終了

角膜を削り終わりましたら、余分な水分や水泡などがフラップ内に残らないように洗浄をしてからフラップを戻します。ここまでの所要時間は10分程度です。

そして15分くらいは、安静にしてフラップがある程度定着するのを待ってから帰宅となります。フラップはこのあともしばらくはしっかり定着している状態ではないため、目に異物がはいることや、こすること、物がぶつかることなどは避けるようにしましょう。

大抵の人は翌日からもうほとんど視力が回復してきます。眼鏡やコンタクトの不要な生活を始められます。