レーシック手術

レーシック手術は、現在では乱視、遠視の治療もできるようですが、主な目的は近視治療で遠くが良く見えるようにすることです。手術は、大きく二段階に分けて行われます。

まず最初に、角膜の表面の再生可能な部分にフラップと呼ばれる蓋の役目をするものを作りますが、その方法は二種類あります。

ひとつは、マイクロケラトームというカンナのような刃の付いた器具を使って剥ぎとるもの、もうひとつは、フェムトセカンドレーザーと呼ばれる器機を使うものです。

フラップができた後は、その下の角膜の部分にエキシマレーザーと呼ばれる器機でレーザーを照射して視力を矯正できるように角膜の形を変えます。最後にフラップを被せて終わります。時間にすると10~20分の手術です。
 

レーシック手術のメニュー

レーシック手術の種類(メニュー)は、その名称は各クリニックによっていろいろな名称がつけられており、数多くあります。しかし、基本的にはに二つに分けられます。

ひとつは、フラップを作るときにマイクロケラトームを使用するもので、単にレーシックと呼ばれるようです。もう一つは、フラップの作成にフェムトセカンドレーザーを使うものです。

現在の主流となったフェムトセカンドレーザーはフラップをより薄く作ることが可能です。有名なものでは、イントラレーサー社(現アボット社)のイントラレーザーとジーマー社のLDVなどがあります。
 

使用する機械による名前の違い

イントラレーザーを使うものは、イントラレーシックと呼ばれますが、条件が整えばアイレーシックと呼ばれることもあります。ジーマー社のLDVを使うものは、Zレーシックと呼ばれます。

このレーシック、イントラレーシック、Zレーシックという名称に各クリニックでは、前後に修飾語をつけて少し複雑な名前を付けている事が普通です。

さらには、エキシマレーザーも種類が色々ありますので、この機種の差を手術メニューの名前に付け加えることも行われていますし、一つのエキシマレーザーでも、その使用時のモードが異なるときにも手術メニューの名前は変わります。