レーシックには個人差があります

現在ではレーシックの手術も10数万円程度となっているクリニックもあることから、視力の回復を希望して、レーシックを受ける人が増えています。しかし、良いところばかりでなく、レーシックの欠点も考えておく必要があります。

レーシックした女性

レーシックの歴史はまだ浅いものです。そのため、レーシックの手術後15年近く経過した事例はありますが、手術を受けてから40年後にどうなったのかというデータがありません。

また、レーシックの視力回復効果には個人差があります。そのため眼鏡やコンタクトレンズと違い、一度手術を受けたからと言って、その後一生涯理想の視力を維持できるという保証はありません。

さらに副作用についても、手術後の経過の一環としてとらえておく必要があり、完全にゼロになる対策もありません。レーシックの手術を受けたことでドライアイになる人もおり、また反対にドライアイが治った人もいるとのことです。
 

レーシック後の視力低下はありえる?!

そして一番避けたいレーシック後の視力低下ですが、このケースもゼロではありません。

レーシックの手術後の視力の低下には、いくつかのケースがあります。レーシック手術で視力が回復したにもかかわらず、仕事や勉強のために、一日中近くを見続けているようなことであれば、当然近眼になってしまいます。

また他には、手術後に一時的に、全体的にぼやけてみえるといった、ものが見えにくい状態になることがあります。しかし、これは一時的なことなのですぐに治まるようです。

また強度の近視であった人の場合ではレーシック手術後に、遠視が強くなり近くが見づらくなることもあります。

Q:手術を受けた後に、また近視に戻ることはありませんか。
A:元の状態に戻ることはありませんが、注意をしなければ新たな近視が発生することがあります。近くを長時間見続けると眼の軸が伸びて近視が再び現れることがあります。そのため、治療後、長時間近くを見続けるょうな作業をする場合は、軽い遠視のメガネをご使用されるとよいでしょう。

 

医師の指示に従いましょう

レーシック後に視力低下するケースとしては、目をぶつけることによってフラップがずれしまい、それをそのまま放置していたり、フラップの下に炎症ができてしまったのをそのままにしておいた場合です。これで視力は落ちていきます。

この場合は、早急に眼科で診てもらう必要があります。こういったことにならないためにも、レーシックの手術を受けた後は、医師の指示にしたがい、定期健診を受けることが大切です。